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広大なアメリカ合衆国の中に星の数ほど存在する「スモールタウン」。それは先進国アメリカの中にありながら本流からは完全に外れ、少ない人口と寂れた町並み、町の名前はそこに住む人しか知らない小さな町です。
そんなスモールタウンを巡る旅で著者が出会った人々は、素朴で善良な人もいれば、一筋縄ではいかない人もいました。しかしどの人にも共通していることは、自分の人生に信念を持って生きているということでした。読み終わった後、長く心に残る一冊です。

「ひどい民話」と聞いてどのようなものを思い浮かべるでしょうか?昔話などは意外と残酷だと言われることが多いので、そういう話を紹介しているのかなと最初は考えていました。たしかにそういった話も出てきますが、この本で語られる8割以上は下ネタに寄った話。とにかくひどい。マジでひどい。なぜこんなにも「ひどい民話」はできたのか。そこにはおじいちゃんおばあちゃんのエンタメ精神があった!?
民話大好き4人のトーク形式で書かれた本なので、するすると読み進めることができてくすっと笑えます。

幻想的で独特な世界観を持つ歌人・佐藤弓生さんの短歌と、『ねこはるすばん』や怪談絵本『いるのいないの』など迫力ある画風で知られる町田尚子さんの絵の共演。
今はもうこの世にいないひとにむけて手紙を書くように紡いだ短歌と、さまざまなしぐさを見せるたくさんのねこたち。かわいらしいけれど、どこかうら寂しく、この世とあの世のすき間に迷い込んだような空気感にどっぷりと浸ることができます。
歌集としても画集としても見応えのある一冊です。