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2024年7月司書おすすめの本

『僕たちはまだ、総理大臣のことを何も知らない。』       長谷部 京子/著・監修

Y312.1/ハ ヤング     (ゆふポ挾間図書館所蔵)

 西暦2100年の日本に住む少年、宙(そら)は日頃の行いの悪さから「平成・令和の時代を支えた政治を知る」という課題を与えられ、現代にタイムスリップすることに。政治にまつわる様々なデータを集めたり、総理経験者の話を聴いたりする中で宙は大切なことに気づき始め…。大分県出身の元総理大臣、村山富市さんや、日本初の公募から政治家の道に進んだ枝野幸男さんなどが、幼少期の思い出や政治家を志すようになったきっかけ、これからの夢を子どもにも伝わる言葉で語ります。自分と同じ普通の少年だったエピソードを知ることで、遠い存在だと思っていた総理大臣や政治の世界を身近に感じることのできる児童書です。

『世界の美しい色の建築』    大田 省一/編著 

520.8/セ 一般       (ゆふポ挾間図書館所蔵)

 世界にはたくさんの名建築があり、写真集もお城や教会、図書館などいろいろなテーマで出版されています。そんな中でこの本は建物の「色」に着目した少し珍しい一冊。章ごとに「ピンク」「ブルー」「イエロー」など建物の色別に分けて紹介しており、同じピンクの建物でも色味の違いは様々なので見比べるのも面白いですよ。青空に映える鮮やかな色の建物はどれも美しく壮観です。また、色の持つ意味や人々の抱くイメージも時代や西洋と東洋などの違いにより変わってきました。各色についてのコラムも読んでみてください。

『夢十夜(乙女の本棚)』    夏目 漱石/著  しきみ/絵

913.6/ナ ヤング      (ゆふポ湯布院図書館所蔵)

 文豪の有名作品と、ゲームのキャラクターデザインや挿画等で活躍している人気イラストレーターがコラボした『乙女の本棚』シリーズの中の一冊です。全ページフルカラーの描きおろしイラストが掲載されており、画集としても小説としても楽しめる作品となっています。他にも森鷗外『高瀬舟』、泉鏡花『外科室』、梶井基次郎『檸檬』等がラインナップされており、各作家の短編一作で一冊となっていますので、分厚い文学全集を開くのは気が進まない…という方へも、有名文学作品への入門書としてぜひ手に取っていただきたいシリーズです。