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『目でみる方言』
岡部 敬史 文・山出 高士 写真 東京書籍発行 一般 818.0/オ
この本は、日本各地の方言を取り上げて、その言葉が使われる地域で何を意味しているのか、どのような状態を表しているのかを写真で見てみよう、という試みの一冊です。
表紙のえんぴつが尖ったようすは、愛知県の方言で「ときんときん」。石川県では「けんけん」、三重県では「ちょんちょん」などと言うそうです。どれも大分県では聞かない表現ですね。大分県の方言としては、「離合(りごう)」という言葉が紹介されています。狭い道で車がすれ違うときに使う表現として、大分で暮らしている方なら一度は聞いたり使ったりしたことがあると思いますが、これは大分を中心とした九州や中国地方の西側でしか通用しない言葉なのだそうです。
このように方言のことについて書かれた書籍はたくさんありますが、この本はすべての言葉に写真が添えられているのでイメージがしやすく、たのしく方言について学べる1冊です。
この他にもシリーズとして『目でみる漢字』、『目でみる数字』、『目でみる日本史』などもそろえていますので、ぜひ併せてご覧ください。