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『 13歳からの地政学』 田中 孝幸 著
東洋経済新報社 発行 ヤング312/タ
国際政治記者が書いた世界の大きな動きが理解できるストーリー仕立ての地政学本です。
高1の兄大樹と中1の妹杏は、ある日商店街のアンティークショップのウインドウに古い地球儀を見つけます。
ひょんなことでこの店の店主らしき男と話すことになり、夏休みの間に7回男の話を聞き、最終日の質問に答えられた方に
この地球儀を差し上げようという提案を受け、7日間のレッスンがスタートします。
「なぜ貿易の9割が以上が海を通っているのか」という話から始まり「なぜアメリカが超大国と呼ばれているのか」
「核ミサイルはどこに保管されているのか」「なぜ広い領土をもつロシアと中国が領土を取りあげようとするのか」
等の理由が3人の会話を通して衝撃的な事実とともに明かされて行きます。
最終日に男が出した質問に二人はどう答えるのか、どちらが地球儀を手にするのか、ぐっとくるラストは物語としても
面白く、かつ目からウロコの事実も多々あり、ぜひ大人にも読んで欲しい1冊です。