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『結婚の奴』 能町 みね子 著 平凡社 発行 一般 914.6/ノ
文筆家として活動するこの本の著者、能町みね子さんは独り暮らしも20年を越え、ろくに自炊もしない始末、部屋は汚れ、生活は崩れきっていました。この暮らしを立て直すため能町さんが考えたことは「異性との同居」。そしてとある男性と出会い、同居を目指して邁進していくのですが…。
夫婦別姓の是非、同性婚、昨今夫婦の在り方についてさかんに論じられています。この本に書かれているのは、一組の男女が出会い、交流を深め、一緒にひとつ屋根の下で暮らすまでのいきさつです。しかし2人は世間でいうところの「普通」の恋人、あるいは夫婦ではありません。
お互いに一切恋愛感情を持たない夫婦、でも一緒に暮らしているとすごく楽しい。もしかしたらそれは、新しい時代の新しい「家族」のかたちのひとつなのかもしれません。