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2025年11月司書おすすめの本

『師匠はつらいよ2 -藤井聡太とライバルたち-』杉本 昌隆 著 文藝春秋 発行

P796.0/ス 趣味娯楽(ゆふポ挾間図書館所蔵)  

 著者は将棋界の藤井聡太七冠の師匠として知られています。この本は、週刊文春に連載されているエッセイの第101回から200回までを一部加筆し、まとめた一冊です。

 棋士は将棋盤を見つめながら次の一手を考える寡黙な姿が印象的です。エッセイの中では、師匠と弟子の間でもお互いを尊重し合っているからこそ分かる、日常でのくすっと笑える瞬間が描かれています。そして将棋を通して、師匠の苦悩と喜びを上手く表現しており、とても読みやすくなっています。ぜひご覧ください。

 


 

『かもめ食堂野菜が美味しい季節のおそうざい』船橋 律子 著 誠文堂新光社 発行

596.3/フ くらし(ゆふポ湯布院図書館所蔵) 

 かもめ食堂は、神戸六甲から同じ兵庫県西脇市の里山へ移転した食堂。その季節の旬の野菜をとびきり美味しく食べてほしいとの思いを持って素材と向き合っています。またお料理だけではなく、野菜の扱い方や切り方、里山の春夏秋冬の様子なども掲載されています。

 近年は昔と季節の形が変わりつつあるように感じますが、一冊で四季の良さを感じさせるものとなっています。どこか懐かしい、ほっこりとするようなお惣菜がたくさんでてきますので、野菜がちょっぴり苦手という方も一度自分で作って味わってみてはいかがでしょうか。


 

『かめ めか かめ(みんなのえほん1)』おおの まきこ ぶん にしむら ゆうき え めくるむ 発行

E/カ/銀 学習絵本(ゆふポ挾間図書館所蔵)

 「わたしのなまえはなんだっけ?」名前がわからなくなってしまった動物たちが、ひらがなのカードを並び替えて自分の名前を探していく、ことばあそびの絵本です。

 この「みんなのえほん」シリーズは、すべての子どもたちがあんしんして、うれしく、ことばにであってほしいという願いから、だれもが一緒に紙の絵本を楽しめるように考えられたバリアフリー図書となっています。絵本にスマホアプリをかざすと、音声で絵本を読み上げてくれ、また、どんな絵が描いてあるのかも教えてくれるので、視覚や識字の発達に特性のあるお子様でも安心して楽しむことができます。

 やさしい色合いと可愛らしい動物たちの絵に癒される、通常の絵本としてもおすすめの作品です。