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くすぐったいウサギのひげ、あったかいメープルシロップの味、湿った草の匂い。ジリアンは五感全部を使って自分の世界を楽しんでいます。中でも一番好きなのは全ての音が色として見えること。自転車のベルは銀色で、先生の声はカエルみたいな緑色。でもある日、クラスメイトたちからおかしいと笑われて…。
ジリアンのように音や数字に色を感じる現象を共感覚と言い、最近の研究では全人口の約4%が何らかの形で共感覚をもっているとされています。本作では共感覚をもつ女の子の色鮮やかで豊かな心の中をいきいきと描き、多様性を尊重することの大切さを子どもにも分かりやすく伝える絵本になっています。巻末には共感覚を扱った作品案内もあるので、興味のある方はこちらもぜひ手に取ってみてください。
並木図書館で行われるビブリオバトルに集まった小学生4人。4人はそれぞれの思いを胸にビブリオバトルに挑みます。果たしてチャンプ本を取るのは誰なのでしょうか…?
4人の作家さんがそれぞれ1人を主人公にしてお話をリレー形式でつないでいきます。ビブリオバトルで披露する本をどれにしようかと色々悩む主人公たちですが、どの本も実在するものなので読んでいると次々とこれも面白そう!こっちも読んでみたい!と思いますよ。ビブリオバトルの公式ルールも載っているので実際に学校やクラブなどで行ってみたい人の入門としても役立ちます。
関係修復のためシチリア島を訪れた夫婦。夫は旅行中に妻の心を取り戻そうと奮闘するが、何もかも上手くいかない。険悪な空気の中、レンタカーでホテルに向かう途中で土砂降りに遭い、その上道に迷ってしまう。未舗装の道を進み続けていると、車が突然「なにか」にぶつかる。しかし、夫は妻を説き伏せ、車をそのまま走らせ続ける―。
現実から目を背け、最悪の選択を続ける2人の結末は…。
フランスで絶大な人気を誇る作家による、文芸スリラーです。