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ゆふいんラヂオ紹介本(2023年12月ゆふポ挾間図書館)

紙芝居『やせうま』

 安部 五美 絵  古野老人クラブ 資料提供 こどものくに E/ヤ

由布市を代表する郷土料理「やせうま」の名前の由来について説明した紙芝居です。

昔、天皇の権力が武士の力に脅かされ始めたころ、京都の都から天皇の血筋に当たる藤原鶴清磨という若君と八瀬(やせ)という乳母が由布市挾間町の古野にやって来たことからお話は始まります。

元気いっぱいな若君は毎日近所の子どもたちと遊び、健やかに成長していく若君に八瀬は何かおいしいおやつは用意できないものかと考えたのが小麦粉を練って伸ばして茹でたものにきな粉と砂糖をまぶしたものでした。鶴清磨は八瀬が用意したこのおやつをとても気に入っていつも八瀬にそのおやつをせがんだそうです。「八瀬、あの旨いものを出してくれ」という言葉を若君は「八瀬、うま」といった言葉から「やせうま」という名前になったそうです。

この紙芝居は、もともと『挾間町の伝説と民話 古人(いにしえびと)』に収録されたお話を分かりやすく紙芝居にしたものです。この紙芝居は語りを標準語にしていますが、大分弁で語る紙芝居も所蔵しています。大分弁版紙芝居は大型サイズですので、一般の方への貸出はしておりませんが館内での閲覧が可能です。ぜひ大分弁版『やせうま』もご覧になってみてください。