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ゆふいんラヂオ紹介本(2021年12月庄内)

『子ぶたのトリュフ』ヘレン・ピータース/文 エリー・スノードン/絵 児童 933/ピ

 主人公のジャスミンの家はお父さんが農場をいとなみ、お母さんは家畜の獣医をしています。そんな環境で暮らすジャスミンは動物が大好き。特に好きなのは、家の農場では飼っていない豚です。ある日、ジャスミンは近所の農場でほかの子ぶたに押しつぶされ瀕死の状態の小さな子ぶたをみつけます。どうせ死んでしまうだろうと、殺されかけた小さな子ぶたを見捨てることのできないジャスミンは家族にも内緒でこっそり家に連れて帰ります。獣医のお母さんから、生まれたばかりの弱い動物にとって、最初の夜が生死の分かれ目だときいたことがあり、夜もほとんど眠らずに子ぶたを温め、ミルクを注射器で与えるジャスミン。その努力のかいがあり、翌朝には子ぶたは元気になりトリュフと名付けられます。トリュフはとても賢く、匂いで物を探すことができたり、農場にキツネがやってきてニワトリをさらおうとしたときに鳴き声でおしえてくれたり、ジャスミンの家族も驚くほどでした。そんな穏やかな日々を送る中、クリスマスイブにある事件がおこります。ジャスミンはトリュフとともにその事件に立ち向かうのですが…。